TM氏邸
主に防音の役目を果たすコンクリート壁の内側に自宅がある構造。玄関前には旧宅の擁壁に使っていた大谷石を敷き詰めている。
TM氏邸
表札にも自然石を利用するなど、なるべく産業廃棄物を出さない提案をした。
TM氏邸
車庫までのアプローチには、オーナーが集めた都電の敷石(御影石)。以前、前の通りを都電が走っていた、その名残が形を変えて今に生きる。
TM氏邸
植物はセダム類を採用し、潅水装置などが無くても育つメンテナンスフリーを実現。
S氏邸
工事の際に、土留め用として使った大谷石をそのまま利用した花壇。 竹などの材料を用いて、和のテイストを織り込んだ。
TH氏邸
太陽熱で給湯と暖房ができる「OMソーラー」という太陽光発熱システムを採用。冬場でも太陽さえ出ていれば、他の暖房はほとんど必要ない。
蔵前ローズガーデン
比較的狭い敷地に1フロア1部屋のマンションを建築。屋上には、大の造園好きなオーナーのための庭園を設えた。夏は、目の前で隅田川の花火大会を楽しめる。
セントラルコート菊名
緑豊かな周辺環境との調和を図ることや居住者に緑の憩いを提供することも目的としている。建物を建てる前に敷地に育っていた萩をそのまま移植したほか、さまざまな木々を植えて四季を感じながら、見上げるだけでそこに「森」が在るような感覚の「屋上庭園」。
セントラルコート菊名
上部棟の東南側外壁にワイヤーを貼り、外壁緑化をしている。
グローリアスガーデン&ヒロックハウス
左奥に「明治40年建築の蔵」がある。地主も屋根を葺き替えてくれた。その存在感がうまく全体に生きるように、デザインを工夫した。自分の小さい頃にあったものを新しいデザインの一部として残していく試み。
グローリアスガーデン&ヒロックハウス
既存塀の大谷石を並べ、間に黒い玉石を敷き、和モダンなデザインを施した。
グローリアスガーデン&ヒロックハウス
賃貸マンションのアプローチには、既存塀の大谷石を砕いて用いた「洗い出し」。日常のなにげない風景に、人生、歴史の重みがかさなって行く。
グローリアスガーデン&ヒロックハウス
既存の樹木をいかに生かすか、効率化と正反対の手法で挑んだ。車庫の屋根に丸い穴をあけ、樹木をそのままの姿で生かした。道路の植木は、役所と交渉して残した。2008年度品川区『緑化賞』受賞。
サンクリバージュ野方
マンションに沿って桜の木を何本か植えているが、そのうちの一本の山桜は元の敷地にあったものを移植している。移植した古木も含め、どの桜も立派に育ち、毎年春には桜並木となって周辺住民の目を楽しませている。