築50年の２階建て木造戸建を
賃貸２戸＋オーナー住戸にリノベーション

【共用スペース】オーナー住戸と賃貸部分のアプローチを分け、オーナー住戸部分のアプローチは、のちのち車椅子にも対応出来るようにスロープとしました。
上部は雨除けのための庇を設置し、和室に明かりが採り入れられるように庇の一部はガラス入りの屋根となっています。スロープ周りは格子状に、建物前面外壁は、板張りで和の落ち着いた雰囲気を演出。
２階の賃貸住戸と１階を独立させるため、内階段をやめて外部鉄骨階段を設置しました。

【居住スペース】築５０年の２階建て住宅にご夫婦お二人だけが住まわれることになり、当初は減築をお考えでした。しかし、１階をオーナー住戸、２階を賃貸住戸にすることで建物の有効活用ができるというご提案をし今回のリノベーションが実現しました。耐震診断の結果、上部構造の評価の評点が1.0未満で耐震補強も必要であったため、1階2階の改修と合わせて耐震補強工事をしました。また、南東和室角の床が下がっていたため、ジャッキアップによる土台の直しと基礎の補強も実施しました。

1階はキッチンとリビングダイニングが一体となり、広いスペースに生まれ変わりました。和室は玄関の横のみを残し、他の部屋は全て洋室でバリアフリーに。リビングダイニングには構造的に重要な柱があり、撤去することはできなかったので、この機会に杉丸太に交換しシンボル柱となりました。水周りの扉は車椅子にも対応出来るものとし、今後安全に快適に暮らせるようになっています。
2階賃貸住戸は、1LDKとワンルームの２部屋に。既存のバルコニーを一部加工後区切り、ワンルーム側からも使えるように なっています。

設備仕様