【スケルトンインフィル】
環境建築設計が行ったスケルトン・インフィル(躯体と内装の分離)の2事例目です。コストメリットなどの点から、オーナー様と話し合いこの方式での住宅建築を採用しました。スケルトン・インフィルは躯体と内装を区別することで、内装・間仕切りなどを自由に考えられるという利点があります。それは、住む人の家族構成や時代の変化に柔軟に対応できるということでもあり、建物の長寿命化につながっていきます。
スケルトン・インフィルは住宅建築に適しているといえるでしょう。具体的なメリットの一つとして、内装の打ち合わせに十分な時間を取れるという点があります。建物の躯体と内装の施工を区切ることで、最初に躯体建築を行っている段階でも内装の詳細などを施工者とお客様が行えるということです。オーナー様にとって住まいの内装は、これから長く住む場所であるだけに、綿密な検討を行いたいのが実際です。しかし、これまでの住宅建築では躯体工事に入る前までに内装の詳細まで決定しておかなくてはなりませんでした。スケルトン・インフィルでは大まかな間取りが決定したところで躯体工事に入り、その工事の間に内装を検討していくことが可能です。より満足いく住まいづくりが実現するわけです。
お客さま満足やコストメリットが生まれるスケルトン・インフィルですが、工期メリットに問題があるともいわれてきました。しかし、私ども環境建築設計では実際のスケルトン・インフィル住宅の建築を通じて、これら工期の面でも十分なノウハウを蓄積してきています。今後、増えると見込まれているスケルトン・インフィル住宅に積極的に取り組んでいきたいと考えています。 |