建物名称 |
鶴屋町ハイツ |
建設地 |
横浜市神奈川区鶴屋町 |
主用途 |
事務所・集合住宅 |
延床面積 |
8,576.1u |
構造 |
SRC造 |
階数 |
地上11階 地下1階 |
竣工 |
2003年9月 |
※
(株)松田平田設計との共同設計
【低階層に事務所、高階層に集合住宅】
横浜駅から数分、オフィス・店舗街から住宅地に変わろうとする地区が鶴屋町です。その鶴屋町にこのほど完成したのが鶴屋町ハイツです。建物の80%を事務所に、20%を元々の地権者向けの住宅部とした等価交換方式により建設されました。
これまでの街の成り立ちでは、オフィス街と住宅街は完全に分離されているケースや、オフィスと住宅が無秩序に混在しているケースがほとんどでした。これに対して鶴屋町ハイツはオフィスと住宅が一体化された新しいモデルとなります。
都心部では土地の有効活用は必要であり、オフィスビルへの転換が進んでいます。しかし、元々そこに住む地権者にとっては都心であっても住み続けたい場所でもあります。そうした土地有効活用と地権者の居住の両立が求められています。
鶴屋町ハイツでは低層階にオフィスを高層階に住宅部を配置しています。一般にオフィスは低層階にあるほうが価値が高く、住宅は高層階にあるほうが高くなっています。この鶴屋町ハイツの配置は両方にメリットのうまれる一体化といえるでしょう。
【省エネルギー型の建築】
デザイン面、機能面での特徴としては地球環境を重視した省エネルギー型の建築としています。一番の特徴として、住居部分に設けたルーパーが上げられます。このルーパーによって直射日光を遮ることが可能となり、冷房効率のアップにつながり環境と居住者の光熱費コストダウンというメリットが生まれました。
|